4歳よりピアノのレッスンを始める。武蔵野音楽大学ピアノ科卒業の後、オーストリアへ留学、ウイーンを中心にザルツブルグ及びグラーツの音楽大学にて、ピアノ独奏及び室内楽を学び、その傍ら途中、米国へも渡り音楽アカデミーで室内楽を学ぶ等、研鑚を積む。その後演奏活動に入りヨーロッパ内、米国への演奏旅行、その他地道な演奏活動を行ってきている。
共演者にはウイーン弦楽六重奏団のチェリストでもあり、グラーツ音楽大学教授のルドルフ・レオポルド、ウイーンフィル第一バイオリンのベルンハルト・ビーベラウアー、ドレスデンのシュターツカペレ第一バイオリンのガエターノ・エスピノーサ等がいる。 外山準、三浦浩、岡野寿子、ヴィンフレッド・ヴォルフ、イェルク・デームスの各氏に師事。  
  《このアンサンブルの演奏は気高きウイーンの音楽文化を如実に表しているといえます。(中略)彼らの演奏をお聴きいただくことにより、ウイーンをより味わって頂けるのではないかと思っております。(中略)ここで一つ秘密を種明かし致しますと、実はピアノ担当のヒロコ・シューベルトというのは私の最も優秀な、最も音楽性豊かな生徒の一人で、ウイーンに良く馴染んで生活をし、また室内楽奏者としても理想的な域に達しているといえます。そもそも室内楽がウイーンのものであると言えますのは、音楽自体が本来心温まる 社交の場において、聴かれるだけでなく弾かれるべきものであるからであり、そういう訳でウイーンが室内楽に関して最も重要な街とされてきたのでしょう。このヒロコ・シューベルトとそのアンサンブルは、皆様へ本当のウイーンの音楽の魅力を十分にお伝え出来ると私は確信しております。 -- イェルク・デームス》